2015.06.05 中国料理のメニュー

こぼれ話1回目は中国料理のメニューについて

 中国料理は味だけでなく、料理名のつけ方が大変ユニークです。一見分かりにくいのですが、福新楼のメニューに関して言うと漢字メニュー側に書いてある日本語の説明を読めば、おおそよの内容がご理解いただけると思います。

 中国料理において、メニューはだいたい材料名・料理法・調理法で料理名がつくられており、メニューを見るときは漢字を分解しながらどのような料理か? を想像し、期待に胸を膨らませるという事も出来ます。

 また一部特殊なメニューの中には人名・動植物名・金銀宝石などを形容した難解な料理名もあります。

 そんなメニューを読み解く上でまず大切になるのが調理法を示す漢字で、湯(スープ)、炒(いためる)、炸(揚げる)、拌(あえる)などがよく使われます。

 次に材料の切り方や形を表す漢字として、塊(ぶつ切り)、片(うす切り)、丁(賽の目切り)、絲(細切り)、段(筒切り)、條(拍子木切り)、全(形のまま)、丸子(だんご)等があります。

 
すこし特殊なものになると、さすが文字の国中国!と言いたくなるような形容が実に豊富です。海老を龍に、鶏を鳳凰、かえるを田の鶏、もやし豆芽と書くのが通常ですが、銀芽とメニューでは書きます。海老肉と鶏肉をすりまぜると龍鳳と名がついたり…

 また作った人やその料理を好きだった人の人名がついた料理もあります有名なところでは、蘇東坡肉・陳麻婆豆腐・貴妃海参・宮保鶏丁などがあります。

 この他、おおげさな名称では、獅子頭・虎皮鴿蛋・麒麟鮑魚・胡蝶海参などや、ホーレン草やグリンピースの緑を翡翠に見立て、ふかひれを使った翡翠魚翅といったメニューもあります。

 このように見ますと、中国料理のメニューにはおいしく食べるだけでなく、見る楽しさ、知る楽しさもあります。